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桜花楼の恋

第29章 番外編→第14章中での話しになります

・橋本side

昨日、雪がたくさん積もり皆でいっぱい遊んだ。

その次の日━



橋「これはトッツーが作った雪だるま、それから」

塚「ハッシーおはよ」

橋「あっ、塚ちゃん」

塚「見事に凍っちゃったねって事は俺が作ったかまくらも」



かまくら?そんなのあったっけ。



塚「確か、ここら辺に掘ったんだけどなぁ」



どこ?あっ、ズリッ!

そのとき足が滑って、僕が慌てて塚ちゃんの腕に掴まったら。



塚「うわっ」



ズドン!落ちた、なんに?

それは積もった雪を貫通し、地面に掘られた大きな穴だったんだ。

塚ちゃんが昨日、かまくらと称し作っていた。

うわぁーっ、いったいここ何処?



スタッフ「はい、みんな集まって今日のテーマは寒い中で身体を鍛える方法だよ」

塚「俺の得意分野ね、ニッ」



塚…ちゃん?



戸「やぁーな予感がする」

五「マラソンとか言うんじゃないよな、ハハッ」

河「俺ぜったい走んねぇ」

橋「寒いの反対」

戸「それを言うなら走るの反対でしょ、ハッシー」

五河「あはははっ」



えっ、僕?嘘だぁーあんな大きくないもん。

それに、自分はここにいる。

そう思いながらも髪の毛は短いけど河合の若旦那みたいな人と、ごっちにソックリな人。

あげくトッツーに似ている人までいて、なんだか不思議な感じがした。

それに━



塚「なに言ってるの冬は寒中摩擦に決まってるでしょ」



あれは、間違いなく塚ちゃんだ。




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