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蜜蜂オヤジ。

第22章 3番目の花蜜。

世の中には…

不思議なことが起こる…

一瞬で燃え上がってしまう恋心もあるのだ…。


大作の
おどけた
でも、暖かな数々の言葉は
菫に禁断の刺激を与えてしまったのだ…。




ああぁぁぁ…
ダメ!いま踏みとどまらないと…
私…絶対にダメなこと
イケナイことしちゃいそう…!

ダメ!いまの彼にも申し訳が…!


『…………へへっ。』

そんな葛藤をしている
菫の心に
菫を励ましていた大作の言葉の最後の

『こんな美人さんを泣かしていたら、俺が悪ものになっちゃう…へへっ』

という言葉が止めを指してしまった。



ああっ…
もうダメ!
これからもお父さんにはそばにいてほしい!


菫が心からその感情に支配された瞬間…

菫のすらりとした脚は
フランス料理店の
テーブルの下で
はいていたパンプスを脱ぎ
ストッキングのままで
大作の方向へと
スーッと伸びた。

菫の前の大作は
表情をひきつらせながら
官能と戸惑いのまざりあうしぐさで
菫を驚きながら見つめている…。

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