テキストサイズ

蜜蜂オヤジ。

第28章 ゆく年に…。

はぁーーーーーー……………。

いつにもまして
今日の桜さんとの
セックスは気持ち良かった……。

射精の瞬間に
身体が宙に浮かぶ感覚を
俺ははじめて体験した。


…ん?
ここは?どごかな…?
なんだ夢の世界か…?

『…お父さん…。』

…ん?

振り向いた俺の視線の先に
志帆が控えめな笑顔で
佇んでいるではないか…。


『志帆…。なんだかお前…若いなぁ…』

まるで
まだ薫たちが幼い頃の志帆の姿が
そこにはあった…


……!?

俺はなにげに
部屋の片隅の姿見鏡にうつる
自分の姿を見た…!

………えっ?なんで?

俺もまだ
バリバリと音をたてて
家庭も省みないで
仕事をしていた若い頃に戻っている…!


……えっ?


『お父さん…。大作さん…。もうちょっと、長く遊んでくださっていてもよかったのに…』

志帆は優しくそう
俺にささやいた…。


俺はおそるおそる志帆に聞いてみた…

『俺… …もしかして、そっちの世界に来ちまったのか?』

志帆が優しく頷いて
俺に手を差しのべた…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ