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きみの一閃で目覚めた恋心

第1章 ~一閃のプロローグ~

◇梅田喫茶店・店内◇

「いらっしゃいませー!!」

昼過ぎの梅田喫茶店。

今日も、店内は華やか且つ賑やかだ。

「すみませーん」

「少々、お待ち下さい」

俺は、6番テーブルの客のオーダーを取りに行く。

「私、カレーライスとコーヒーで」

「私も同じので」

「かしこまりました」

女性客2人にお辞儀をして、厨房前へ向かう。

「6番テーブル、カレーライス2つとコーヒー2つです!」

「「了解!」」

厨房のスタッフ達が返事すると、会計に向かった客が居たテーブルの空いた皿などを回収して、テーブルを拭き始める。

俺の名前は、七瀬信長(ななせのぶなが)。

2ヶ月前から、梅田喫茶店で社員として働いている23歳。

◇梅田喫茶店・休憩室◇

「信長さん、お疲れ様~」

「信長さん、お疲れ~」

「大喜(だいき)君、朝陽(あさひ)君お疲れ様」

昼過ぎの10分休憩の時間、スタッフの休憩室に入ると2人の先輩達が居た。

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