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男の妄想劇場

第14章 手と手が触れ合って・・

お店で会計をしてお釣りをもらう時に女性の店員さんが小銭を落とさないように手を添えてくれることがある。

手と手が触れ合った瞬間、男は必ず女性の店員さんが自分のことが好きなんじゃないかと妄想をする。

妄想は瞬時に膨れ上がって、ああっ、このまま手と手を取り合ってキミを連れて逃げてしまいたいと、妄想恋の逃避行が始まる。

バカだね~、男って。

そしてボクの話。

ちょい飲みがしたくて蕎麦屋さんに入った。
入った瞬間、そのお店が気に入った。
静かなくつろぎ空間、おかみさんはメチャ美人。

座敷に上がりたい気分もあったが、雨で足が濡れていたのでカウンターにした。
カウンターは4席で端の2つは埋まっていた。
片方はババアが座っていて、もう片方は中学生ぐらいの男の子が宿題を広げたまま眠ってしまっていた。

ボクは男の子の隣に座ることにした。

ごめんなさい、すぐにどかしますからとおかみさんが男の子を起こそうとしたけど、ボクは全然かまいませんとそのまま寝かせてあげた。

思ったとおりおかみさんの子供で、店で宿題をしているうちに眠ってしまったみたいだ。

日本酒を注文するとサービスで蕎麦を揚げたものと野沢菜を出してくれた。なんていいおかみさんだ、ボクのことが好きだからサービスしてくれたのかな。

日本酒が木のとっくりに入っているのも風情があって美味しく感じる。
サービスだけじゃ申し訳ないのでつまみに頼んだ板わさもメチャ美味しい。

ちょい飲みなんで帰ろうとお会計。
お釣りをもらう時に、キタ~、おかみさんは優しく手を添えてくれた。
手と手が触れ合っちゃったよ。やっぱりおかみさんはボクのことが好きなんだ。

ああ、手と手を取り合ってどこかに行きたいな。

ボクは完璧におかみさんに恋をして妄想恋物語が始まった。

絶対にこの店はちょくちょく来よう。
おかみさんに逢いに来よう。

バカだね~、男は(^^)

おかみさんが手を添えてくれた手でオナニーをした。
もうおかみさんに手コキしてもらってるみたいなカンジでメチャ興奮した。

本当にバカだね~、男は(^^) 

  

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