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第7章 ~エピローグ~

◇富崎邸・庭◇

「泉坊ちゃま、行ってらっしゃいませ」

「行って来ます」

家を出ると、庭師の喜庭さんがいつものように声をかけてくれる。

「泉坊ちゃま、皇人」

「爺や」

「執事長」

裏庭に続く敷地内の路地から、執事長の爺やが現れて僕と皇人のそばに来た。

「皇人
泉坊ちゃまを、無事に駅付近まで送り届けるのだぞ」

「爺や、心配ないよ
皇人ならしっかりしてるし、僕も信頼してるから」

「坊ちゃま、有り難き幸せでございます♪」

僕に褒められて、皇人は嬉しそうに喜ぶ。

「坊ちゃまの言うとおりですな
それでは、泉坊ちゃま行ってらっしゃいませ」

「爺や、行って来ます」

◇道中◇

「皇人
僕の専属執事及び、今までロークがこなしてた業務には慣れてきた?」

「はい、自分で言うのもなんですが
ロークさんのお手伝いも時折してたおかげで、全体的な業務内容も飲み込みやすかったかと」

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