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好きな人が1人から2人に!

第3章 ~何かが芽生える感情~

「泉、この人達は結局…?」

ローク達を見ながら、龍一君は僕に疑問をぶつける。

すると、ロークが龍一君に近付く。

「泉坊ちゃまの、高校のお友達の方ですか?」

「はい、そうですけど…。」

ロークに話しかけられ、少し困惑する龍一君。

「俺は、富崎家に仕える執事で泉坊ちゃま専属の執事でもある、十六夜ロークと言います
よろしくお願いします」

龍一君に、自己紹介をするローク。

「俺は、泉と同じクラスの友達の梶龍一です
よろしくお願いします」

同じく、龍一君はロークに自己紹介をする。

「龍一様
お時間がありましたら、今から富崎邸まで一緒に来て頂けませんか?」

「大丈夫ですけど、良いんですか?」

「はい
富崎邸で、俺と泉坊ちゃまから全部お話します」

ロークは、龍一君から僕に視線を向ける。

「坊ちゃまも、それでよろしいですね?」

「うん
僕も、いつかは本当の事を話したかったから」

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