
僕ら× 1st.
第6章 卒業まで --Ar,Mkt
「出てきた数字を音階に当てはめると…D#、C#、G#、E、G#(ディス、ツィス、ギス、エー、ギス)」
「アーベーツェー?」
「はいっ。ドレミ表記だと楽器によって音が違うので、もうクセなんです」
花野ちゃんがピアノドレミとアルファベットの変換表を書いてくれる。
てことは。
「レ#、ド#、ソ#、ミ、ソ#か!」
「何か雰囲気ありますね」
俺の口に出した音符を弾いてくれる。
「これが円周率3.14の楽譜だったら…」
「シュールですね!」
だよな。
そんな数字だらけの楽譜は非現実的。
一瞬で読める五線符を発明したヤツに敬礼したい。
っても、俺は花野ちゃんみたいに両手で弾くなんてできねぇし。
彼女も、その都度読むんじゃなくて暗譜しているらしいけど、そのほうが難しそうで……。
「おう。今の楽譜ってすげぇな!」
「吉坂先パイ。丁寧に教えてくださり、ありがとうございます!」
彼女は、俺が英数字の話をしても笑顔でいてくれる。
こんな可愛い女のコ、ほかにいねぇよ。
"音楽は感覚の数学であり、数学は理性の音楽である"ていうくらいだから、波長があうのかな?
何にしても、俺は彼女の世界にどんどん引きこまれる。
彼女は…俺のこと、どう思ってんだろな……。
答は、まぁ、わかってる……。
「アーベーツェー?」
「はいっ。ドレミ表記だと楽器によって音が違うので、もうクセなんです」
花野ちゃんがピアノドレミとアルファベットの変換表を書いてくれる。
てことは。
「レ#、ド#、ソ#、ミ、ソ#か!」
「何か雰囲気ありますね」
俺の口に出した音符を弾いてくれる。
「これが円周率3.14の楽譜だったら…」
「シュールですね!」
だよな。
そんな数字だらけの楽譜は非現実的。
一瞬で読める五線符を発明したヤツに敬礼したい。
っても、俺は花野ちゃんみたいに両手で弾くなんてできねぇし。
彼女も、その都度読むんじゃなくて暗譜しているらしいけど、そのほうが難しそうで……。
「おう。今の楽譜ってすげぇな!」
「吉坂先パイ。丁寧に教えてくださり、ありがとうございます!」
彼女は、俺が英数字の話をしても笑顔でいてくれる。
こんな可愛い女のコ、ほかにいねぇよ。
"音楽は感覚の数学であり、数学は理性の音楽である"ていうくらいだから、波長があうのかな?
何にしても、俺は彼女の世界にどんどん引きこまれる。
彼女は…俺のこと、どう思ってんだろな……。
答は、まぁ、わかってる……。
