
僕ら× 1st.
第7章 伊織帰 --Ior,Kn,Ar
「ハニィ。アル兄のこと……」
リルはうかがうように私を見る。
心配しなくても大丈夫よ。
「ん、わかってる。誰にも言わないから安心してね」
「え?」
「3人の秘密ね」
私は人差し指を立てた内緒ポーズで約束する。
なのにリルったら不思議な顔ね。
「3人ってゆうと、この3人?秘密って僕の?」
「あんた何の話をしてるの?」
マコまで首をねじりながら尋ねてきた。
「えっと、言ってもいいのかな?」
身を乗りだしてきたふたりが強くうなずいたので、思いきって口を開く。
「リルと吉坂先パイがカップルなんでしょ?」
「ふっ、あははははーっ‼」
その瞬間、マコがお腹をかかえて笑いだす。
「何っでそうなる?」
リルったら口を閉めるのも忘れて視線を私からアルバムへ飛ばす。
あれ?私の予想は違ったみたい。
「"ハニィも好きなの?"って聞いたでしょ?だから、リルも好きなんだと思ったんだけど」
「いや、こいつがアル兄を好きだからだよ」
と、グーの手から少し出した親指でマコを指す。
あ、そっか……。
リルとマコが吉坂先代パイの写真を交換しあうっておかしいものね。
聞いたとこだったのに、頭のなかでつながってなかったな。
「それで、どうしてアル兄まで僕を好きとか思うんだよ?ありえないだろ?」
「それは、リルは好きなコと両想いだって、マコに聞いたから」
「え?」
リルはさらに驚き、私を見つめる。
それから、眉をしかめてゆっくりとマコに目を向けた。
「花野、それは……」
やや慌てたマコが何か言いかけるも、言葉が見つからないみたい。
こっちが秘密だったのかな?
でも教えてあげてもいいんじゃない?
「よかったね、リル」
これで2学期から彼女とつきあえるね。
リルはうかがうように私を見る。
心配しなくても大丈夫よ。
「ん、わかってる。誰にも言わないから安心してね」
「え?」
「3人の秘密ね」
私は人差し指を立てた内緒ポーズで約束する。
なのにリルったら不思議な顔ね。
「3人ってゆうと、この3人?秘密って僕の?」
「あんた何の話をしてるの?」
マコまで首をねじりながら尋ねてきた。
「えっと、言ってもいいのかな?」
身を乗りだしてきたふたりが強くうなずいたので、思いきって口を開く。
「リルと吉坂先パイがカップルなんでしょ?」
「ふっ、あははははーっ‼」
その瞬間、マコがお腹をかかえて笑いだす。
「何っでそうなる?」
リルったら口を閉めるのも忘れて視線を私からアルバムへ飛ばす。
あれ?私の予想は違ったみたい。
「"ハニィも好きなの?"って聞いたでしょ?だから、リルも好きなんだと思ったんだけど」
「いや、こいつがアル兄を好きだからだよ」
と、グーの手から少し出した親指でマコを指す。
あ、そっか……。
リルとマコが吉坂先代パイの写真を交換しあうっておかしいものね。
聞いたとこだったのに、頭のなかでつながってなかったな。
「それで、どうしてアル兄まで僕を好きとか思うんだよ?ありえないだろ?」
「それは、リルは好きなコと両想いだって、マコに聞いたから」
「え?」
リルはさらに驚き、私を見つめる。
それから、眉をしかめてゆっくりとマコに目を向けた。
「花野、それは……」
やや慌てたマコが何か言いかけるも、言葉が見つからないみたい。
こっちが秘密だったのかな?
でも教えてあげてもいいんじゃない?
「よかったね、リル」
これで2学期から彼女とつきあえるね。
