テキストサイズ

僕ら× 1st.

第9章 トリオ --Shu,Ior

「花野…見いつけた…」

小さな突起に触れると、ピクッと震えた。
そのまま、指を動かす。

「あッ……は」

すぐにヌルッとした液体が染みだし、滑りがよくなった僕の指は、円を描きだす。

「ふっ……ぁあンっ」

時折小刻みに身体を震わせて花野が悶える様子を眺める。

「気持ち、いいんだね」

トプトプになったソコから何回も指を離しては擦りつけ、透明な糸が引くのを楽しむ。

「花野のココ、カタくなってきた」

耳元でそう言って、羞恥心を軽く煽る。

「やん。伊織君った……らッ」

「どうなってるのかな?」

身体をずらし、下腹部を覗く。

「ああンっ…伊織君っ……」

片足を持ち上げようとすると、花野は力を入れて抵抗してきた。

「楽にして?」

「…恥ずかしいっ」

「こんなに濡らしといて、恥ずかしいの?」

僕の指の動きにあわせて、微かな水音が鳴る。

「恥ずかしいよぉ。あんまり見ないで」

「そう言われると、もっと見たくなる」

花野の足元に回り、身体をぐっと入れて足を開かせる。
秘密の部屋を開き、豊潤なそこに舌を這わす。

「はぁんッ……」

吸いつくと、花野の身体が反り返る。

ちゅっ……じゅぷ、じゅっ……。

淫らな音を響かせて僕の唇と舌が動く。

「あンッ……ぁあんッ」

ふふ、感じてる……。
いっぱい可愛がってあげる。

ほら、少しずつ足の力が抜けてきた……。

指での愛撫をそのままに身体を起こし、トロンとした表情の花野を見つめてキス。

音をたてて口づけをかわす。

ちゅぱっ、ちゅうっ、くちゅっ、ピッピピピピピピ……。

何の音?
でも、どうでもいい。
僕は今、花野と愛しあってるんだから……。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ