
僕ら× 1st.
第1章 初期状態 --Ior,Shu
興味津々でショップの個人履歴から商品リストのサムネに見入っている伊織に声をかける。
「ほしいの?注文してやろうか?」
そこには、艶かしい格好をした女のパッケージがずらっと並んでいる。
「いや、ホント好きずきだよなぁと思って。それに、わざわざ頼まなくても柊兄の部屋に見きれないくらいあるし」
俺の棚から勝手に引きだして見てるんだな、お前…。
まあ、そのあたり無関心なアルよりまともだな。
「まだオモチャはいらねぇか。小粒チェリーだもんな」
俺の言葉には乗らずに、伊織は澄ましたまま尋ねてくる。
「柊兄、いつからチェックしてるの?」
「小5」
「ああ、こんなんばっか見てたからエロいんだ」
先程の俺のからかいに対する反撃をチクッと始める。
「別に俺だって好きでやってるわけじゃねぇ。勘を磨いて、上に立つための修業みてぇなもんだ」
「いいわけにしか聞こえないよ」
"こんなんばっか"って言うけど、スポーツとか園芸とか模型製作とかの趣味分野も幅広く取りあつかってるぞ?
それに。
「エロは生命の基本だぞ?」
「そうは言ってもね」
ホント、こまっしゃくれたガキだな。
お前も同類のくせに。
「ほしいの?注文してやろうか?」
そこには、艶かしい格好をした女のパッケージがずらっと並んでいる。
「いや、ホント好きずきだよなぁと思って。それに、わざわざ頼まなくても柊兄の部屋に見きれないくらいあるし」
俺の棚から勝手に引きだして見てるんだな、お前…。
まあ、そのあたり無関心なアルよりまともだな。
「まだオモチャはいらねぇか。小粒チェリーだもんな」
俺の言葉には乗らずに、伊織は澄ましたまま尋ねてくる。
「柊兄、いつからチェックしてるの?」
「小5」
「ああ、こんなんばっか見てたからエロいんだ」
先程の俺のからかいに対する反撃をチクッと始める。
「別に俺だって好きでやってるわけじゃねぇ。勘を磨いて、上に立つための修業みてぇなもんだ」
「いいわけにしか聞こえないよ」
"こんなんばっか"って言うけど、スポーツとか園芸とか模型製作とかの趣味分野も幅広く取りあつかってるぞ?
それに。
「エロは生命の基本だぞ?」
「そうは言ってもね」
ホント、こまっしゃくれたガキだな。
お前も同類のくせに。
