
僕ら× 1st.
第10章 修旅 --Khs,Ior,Mkt
水族館のエントランスで、伊織と滝沢にチケット購入を任せて、端で待つ。
竹崎は先に土産物店を物色しに行った。
滝沢を待つ小津が宮石に話しかける。
「花野。あんた、速水に謝った?」
「え?私、何かした?」
「他の男とキスしたでしょ?」
「そんなこと言っても…子どもだし、うがいもいっぱいしたし。お鼻に水が入ってとっても痛かったんだから」
…それは痛いよな。
もう全く気にしてないけど、これでいいんじゃないか?
宮石の言う通りだし。
「ヨーダは嫌だよね?自分の彼女の唇を他のヤツに奪われるなんて」
「仕方ないよ。相手は幼児なんだし」
あんな子どもなら、もういいよ。
伊織だって怒ってたけど、2人きりになった時に消毒のキスをするだろ。
「ね、謝んなさい」
俺の意見無視かよ?
「いやぁ、私たちは別に」
「つきあってるんでしょ?」
「ん、まあ」
「あのさ、さっきの大根で気になったんだけど……2人はエッチしてるんだよね?」
何を聞くんだ、こいつは。
そんなの宮石が堂々と"してるよ"なんて正直に言うと思うのか?
竹崎は先に土産物店を物色しに行った。
滝沢を待つ小津が宮石に話しかける。
「花野。あんた、速水に謝った?」
「え?私、何かした?」
「他の男とキスしたでしょ?」
「そんなこと言っても…子どもだし、うがいもいっぱいしたし。お鼻に水が入ってとっても痛かったんだから」
…それは痛いよな。
もう全く気にしてないけど、これでいいんじゃないか?
宮石の言う通りだし。
「ヨーダは嫌だよね?自分の彼女の唇を他のヤツに奪われるなんて」
「仕方ないよ。相手は幼児なんだし」
あんな子どもなら、もういいよ。
伊織だって怒ってたけど、2人きりになった時に消毒のキスをするだろ。
「ね、謝んなさい」
俺の意見無視かよ?
「いやぁ、私たちは別に」
「つきあってるんでしょ?」
「ん、まあ」
「あのさ、さっきの大根で気になったんだけど……2人はエッチしてるんだよね?」
何を聞くんだ、こいつは。
そんなの宮石が堂々と"してるよ"なんて正直に言うと思うのか?
