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僕ら× 1st.

第10章 修旅 --Khs,Ior,Mkt

そして、胸にあった俺の左手は動きだす。
彼女の腰へ、ワンピの裾をくぐって彼女の脚の間へ…。

身を固くする彼女は起きようとするけど、「大丈夫だから」と押さえ込む。

その間も俺の手は、脚の付け根内側…。
狭いあそこに、布1枚を隔てて撫でだす。

彼女の手が俺を阻止しようとするけれど、「気付かれちゃうよ?」と伝えると、俺の膝をペシっと軽く叩いて縮まった。

そのうち手は、太ももの際どいところを弱く動く。
この柔らかさ、女のコだよなぁって嬉しくなる。

それから、手のひらをピタリと中央の布に乗せる。

そこは湿気をはらんで、熱気がしみだしていた。

と、彼女が不安げに俺を見つめる。

「そのままでいて」

彼女と目を合わせたまま、左手の親指をこすりつける。

ピクっと彼女は一瞬力を入れたけど、それ以上動こうとはしなかった。

じっと俺を見つめる彼女。
俺は時折、通路に警戒を入れながら彼女に微笑む。

だって、こんな移動時間。
愛しい彼女を堪能したいじゃない?

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