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僕ら× 1st.

第10章 修旅 --Khs,Ior,Mkt

くりくりと動く俺の親指に、目を細めながらも任せてくれる彼女に。
空いた右手で俺の唇から唇へタッチ。

すると嬉しそうに笑う。

その内に、左手を中に忍び入れた。

表情を一瞬こわばらせた彼女だけど、戸惑いつつ顔を背けた。
きゅっと目を閉じる横顔を見ながら、俺は熱く濡れたそこをいじりだす。

そうなると、もうどんなに熟れているのか確認したくなる。
神聖で卑猥なそこを覗きたくなる。

身体を左にやや傾けてみたけど、どうも体勢的に見えないようで。
かわりに、べったりと液体がついた指先を引き出す。

透明な泡と糸に俺は興奮せずにはいられなく。
その指を口に入れた。

広がる彼女の味、薄く酸味のある花の匂い。

「美味しい」

そう言う俺を見て驚いたような、あきれたような、恥ずかしがる彼女を見るのが、楽しい。

だって本当に美味しいんだもの。
いい匂いなんだもの。

生っぽいのに甘ったるい。

彼女の秘密の場所に戻った俺の手は、またクニクニと這いまわり、カタくなったそれを押し弾いたり、根元からつまみ上げては、ピクっと動く彼女の反応を楽しむ。

何度か指先をこすりつけると「っあんっ」と彼女から声が上がった。

感じてくれて嬉しいんだけど、声は気づかれちゃマズイ。
俺はそっと彼女の口に手をあてがう。

俺の左手がいたずらする度に、右手は彼女の息で熱くなる。

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