
僕ら× 1st.
第2章 バンド始動 --Ior,Kn
~速水伊織side~
週末のHRで、5月の連休までに部活動に登録しなさいと、担任からお達しがあった。
さっそく、昼休みに隣のクラスを訪れると、騒がしい教室内の窓際2列目の席で、彼女:宮石花野(フラウリィ)は1人、本を読んでいた。
「ねぇ、フラウ。部活どうする?1年生は必ず入れだって」
読んでいる本を覗きこみながら、話しかける。
見出しの太文字が目に入る。
"ステラーダイカイギュウ"って…一体何?
ま、今は時間もないし部活動の話をしなきゃ。
せめて放課後に一緒にいられる時間がほしい。
彼女の登下校は兄貴たちとクルマで、加えてクラスが違うんだから。
「まだ決めてないけど、天文部かな」
本に栞をはさんで僕を見あげた。
黒目勝ちの瞳に吸いこまれそうだけど、気持ちがいい。
「天文?」
星は僕も好きだ。
小学生の頃、彼女と彼女の2番目の兄:宮石帆澄(ホズミ)と星座盤を回して夜空を見あげてた。
"あれが、スバル。オリオンはわかりやすいね。もうすぐシリウスが昇ってくるよ"
白い息を吐きながら、そう言う帆澄兄の顔を、尊敬のまなざしで見る彼女。
僕は幼心に、帆澄兄より星に詳しくなって彼女に認めてもらおうと思い、星関係の本を読みあさったっけ。
週末のHRで、5月の連休までに部活動に登録しなさいと、担任からお達しがあった。
さっそく、昼休みに隣のクラスを訪れると、騒がしい教室内の窓際2列目の席で、彼女:宮石花野(フラウリィ)は1人、本を読んでいた。
「ねぇ、フラウ。部活どうする?1年生は必ず入れだって」
読んでいる本を覗きこみながら、話しかける。
見出しの太文字が目に入る。
"ステラーダイカイギュウ"って…一体何?
ま、今は時間もないし部活動の話をしなきゃ。
せめて放課後に一緒にいられる時間がほしい。
彼女の登下校は兄貴たちとクルマで、加えてクラスが違うんだから。
「まだ決めてないけど、天文部かな」
本に栞をはさんで僕を見あげた。
黒目勝ちの瞳に吸いこまれそうだけど、気持ちがいい。
「天文?」
星は僕も好きだ。
小学生の頃、彼女と彼女の2番目の兄:宮石帆澄(ホズミ)と星座盤を回して夜空を見あげてた。
"あれが、スバル。オリオンはわかりやすいね。もうすぐシリウスが昇ってくるよ"
白い息を吐きながら、そう言う帆澄兄の顔を、尊敬のまなざしで見る彼女。
僕は幼心に、帆澄兄より星に詳しくなって彼女に認めてもらおうと思い、星関係の本を読みあさったっけ。
