テキストサイズ

僕ら× 1st.

第11章 サマサイド --Ior,Thk

静かになった私に彼はキスをして、「凄く可愛かった」と囁くの。

「ごめんね、もっとゆっくりシたいんだけど。桃湖を家に帰さなきゃ…。イッてすぐだけど、俺の挿れてもいい?」

彼は私の身体に、チュッチュッとリップ音を立てておねだりしてくる。

断る理由なんてない。
私の帰宅時間も気にしてくれる優しい彼氏。

今日は今までで一番、愛された気がする。
いつもはもうダメってくらい何度もなのに。

つきあいだしてまだ2か月。
こんなに早くこんな関係になっちゃうとは、正直思ってへんかったけど。

時間経過なんて関係ない。
だってお互いがこんなに好きあっているんやし。

まろーんとした世界の中、腰を振る彼にあわせて狂おしい声を上げる。

私の脚をぐっと持ち上げたり、横倒しにしたりして彼は動きを繰り返す。

「俺も、イクよっ……」

お互いの荒い息づかいを耳に感じながら、その瞬間、彼の腕をぎゅっと掴んだ……。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ