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僕ら× 1st.

第12章 夏鍋パ --Hzm

そして、女のコが1人増える。

「あー、こんばんはー」

ぺこっと愛想よく挨拶してくる。

「あ、マコちゃん、こんばんは」

「帰ってこられてたんですね。花野が寂しがってましたよ」

俺に対してはいいコなのにな、と思ってる傍からリィを叩きだす。

「速水。あんたドラムに埋もれてたね」

「だよね。大根ちっとも見えなかったよね」

マコちゃんの感想にさっきの女のコも同意するけど、大根?脚のこと?
リィは、そんなに白くはないけどなぁ?

「ドラムがなくてもわかんないよね。花ちゃん、よく我慢してるなぁ」

「花野は可愛いもの好きだから」

リィがため息をつくなか、ヨーダが「お前ら見たことないだろ?」とかばう。

「もうあの展示物は忘れろよ。服着ててわかる程でかい方がヤバイだろ?ったくお前らつるむとろくな会話にならないな」

もしかしてナニの話なのか?
この2人って、妹とも友だちなんだよな?

「さては、ヨーダ。速水とデキてる?」

「私、それでもヨーダのこと大丈夫よ?」

リィとヨーダは、お互いに顔を見あわせて肩を落とした。

兄貴と俺は、内輪の話が積もってるだろうとリィたち同級生4人から離れて妹を待つことにした。

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