
僕ら× 1st.
第12章 夏鍋パ --Hzm
とりあえず、俺は話題を変えることにした。
「なぁ、リィ。荷物持ってきたか?」
「うん。夏だしそんなに多くないけど、部室にあるよ。1週間分」
「何?速水、プチ家出?」
俺たちの会話を聞いていたあのコが尋ねだす。
「違う。花野の家に泊まって星を見るんだ」
「うわっ。幼馴染みってヤツは!彼女宅にお泊まりも公認なんだ。今夜はお前を寝かさないってヤツね」
「変に勘ぐるなよ。俺は自分の部屋で寝んだよ」
このコの物言いもたいがいだけど、普通は彼女宅に自分の部屋はないからな?
お前、その辺の説明してないだろ…。
でも、リィの簡素な説明さえも聞いてないふうな発言が繰りだされる。
「花ちゃんが可愛いのは、速水に身も心も愛され尽くされてるからなのもあるよね。ヨーダも今晩は私を隅から隅まで堪能して?そしたら私、もっと可愛くなれるから」
と、そのコに腕を絡めて誘われたヨーダは、バシッと手を払いのけて低い声で唸る。
「それ、俺にメリットがない」
それでも…ヨーダにはっきりと断られても、そのコはニコニコ笑顔のまま。
そんな役ドコロでいいのか?っと少し心配になり、俺は舟を出した。
「なぁ、リィ。荷物持ってきたか?」
「うん。夏だしそんなに多くないけど、部室にあるよ。1週間分」
「何?速水、プチ家出?」
俺たちの会話を聞いていたあのコが尋ねだす。
「違う。花野の家に泊まって星を見るんだ」
「うわっ。幼馴染みってヤツは!彼女宅にお泊まりも公認なんだ。今夜はお前を寝かさないってヤツね」
「変に勘ぐるなよ。俺は自分の部屋で寝んだよ」
このコの物言いもたいがいだけど、普通は彼女宅に自分の部屋はないからな?
お前、その辺の説明してないだろ…。
でも、リィの簡素な説明さえも聞いてないふうな発言が繰りだされる。
「花ちゃんが可愛いのは、速水に身も心も愛され尽くされてるからなのもあるよね。ヨーダも今晩は私を隅から隅まで堪能して?そしたら私、もっと可愛くなれるから」
と、そのコに腕を絡めて誘われたヨーダは、バシッと手を払いのけて低い声で唸る。
「それ、俺にメリットがない」
それでも…ヨーダにはっきりと断られても、そのコはニコニコ笑顔のまま。
そんな役ドコロでいいのか?っと少し心配になり、俺は舟を出した。
