
僕ら× 1st.
第12章 夏鍋パ --Hzm
「やめてくださいよ。俺、ゲテモノ食いじゃありません」
「ソーローヨーダー!」
さっきより大きくなった声が聞こえたであろうキッチンのリィは、声の主をサイドから睨みつけ、ため息。
「俺、早漏じゃありませんからね?てゆーか、誰ともシたことありませんから……て、俺、何でこんなこと宮石のお兄さんと話してんだろ…」
「いんじゃない?でもあれ、否定してもしなくても、被害被るな…気に入られてはいるんだろうけど?」
「そんなの嬉しいと思いますか?」
学校でもこの調子なら、同情するしかないな。
気になるコもいる空間で、多感な中学生男子がここを器用にすり抜けられるとしたら…俺の知るかぎり、柊くらいだろう。
依田を助けるべく俺は軽く手を挙げる。
「…竹崎ちゃん、あんまり言わないでよ。俺傷つくなぁ」
「お兄様が?じゃ、これはベッドのなかでの2人だけのヒミツにします」
俺は依田と目をあわせて肩をすくめた。
「ソーローヨーダー!」
さっきより大きくなった声が聞こえたであろうキッチンのリィは、声の主をサイドから睨みつけ、ため息。
「俺、早漏じゃありませんからね?てゆーか、誰ともシたことありませんから……て、俺、何でこんなこと宮石のお兄さんと話してんだろ…」
「いんじゃない?でもあれ、否定してもしなくても、被害被るな…気に入られてはいるんだろうけど?」
「そんなの嬉しいと思いますか?」
学校でもこの調子なら、同情するしかないな。
気になるコもいる空間で、多感な中学生男子がここを器用にすり抜けられるとしたら…俺の知るかぎり、柊くらいだろう。
依田を助けるべく俺は軽く手を挙げる。
「…竹崎ちゃん、あんまり言わないでよ。俺傷つくなぁ」
「お兄様が?じゃ、これはベッドのなかでの2人だけのヒミツにします」
俺は依田と目をあわせて肩をすくめた。
