
僕ら× 1st.
第12章 夏鍋パ --Hzm
「変な味しなかった?」
「うん。少し苦かったかも」
「気づいたなら飲むんじゃないよ。それ、お酒だったんだよ…フラウ、僕のいないところでわけのわからないもの口に入れちゃダメだからね?ごめんね?僕も気づかなくて…」
いやきっと、お前も盛られてるぞ。
「お酒だったの?」
「十中八九ね」
「ほかのみんなも?」
「ああ、弱くてわからないくらいなんだけど…フラウは効きやすいんだな。だから気をつけなよ?」
「うん、わかった」とうなずく。
リィは、自分も飲んだということを知っているのか?
「頭痛くない?熱はないね?」
妹のおでこに手を当てがう。
「ちょっとズキズキする気もする…でも、見にいきたいな。流れ星」
それを受けて俺はリィに靴を渡し、先にクルマを降りて外に出る。
車内では気づかなかったが、少しずつ東の空が白んできている。
後部席からまずリィが出、妹の手を引く。
降りたった2人は、俺と一緒に空を見上げる。
未成年のプチ酔っぱらい2名は、その後二日酔いで寝込んだ。
「うん。少し苦かったかも」
「気づいたなら飲むんじゃないよ。それ、お酒だったんだよ…フラウ、僕のいないところでわけのわからないもの口に入れちゃダメだからね?ごめんね?僕も気づかなくて…」
いやきっと、お前も盛られてるぞ。
「お酒だったの?」
「十中八九ね」
「ほかのみんなも?」
「ああ、弱くてわからないくらいなんだけど…フラウは効きやすいんだな。だから気をつけなよ?」
「うん、わかった」とうなずく。
リィは、自分も飲んだということを知っているのか?
「頭痛くない?熱はないね?」
妹のおでこに手を当てがう。
「ちょっとズキズキする気もする…でも、見にいきたいな。流れ星」
それを受けて俺はリィに靴を渡し、先にクルマを降りて外に出る。
車内では気づかなかったが、少しずつ東の空が白んできている。
後部席からまずリィが出、妹の手を引く。
降りたった2人は、俺と一緒に空を見上げる。
未成年のプチ酔っぱらい2名は、その後二日酔いで寝込んだ。
