
僕ら× 1st.
第13章 ク"ニコ"ム --Shu
でも、その後にも光るスマホ。
次は別の男からのデートの取りつけ…。
不審に思った俺は、彼女のスマホを調べ始めた。
その男、ルイスからの履歴を辿る。
何者か知りたくて。
と、改築に携わっている会場の隣が崩落したと、画像つきで送られていた。
これって、伊織の両親が亡くなったという事故じゃねぇか…。
瓦礫に靴や鞄が散乱していて凄惨な現場が窺える。
こんな状況で、カメラを構える人間なんてろくなもんじゃねぇ。
事故後の彩華さんからの返信は、『あなたが怪我しなくてよかった、早く会いたい』と男心をくすぐるものだった。
続いて初めに連絡してきた男、ホアンとの履歴。
音楽家のマネージャー補佐をしているとかで多忙な様子をいちいち愚痴っていた。
音楽家…伊織の両親もだけど?
そこまではただの偶然だと思っていた。
こうなったら他の登録メンバーもチェックしてやる、と彩華さんが熟睡してるのをいいことに、俺は彼女スマホの情報をコピーした。
次は別の男からのデートの取りつけ…。
不審に思った俺は、彼女のスマホを調べ始めた。
その男、ルイスからの履歴を辿る。
何者か知りたくて。
と、改築に携わっている会場の隣が崩落したと、画像つきで送られていた。
これって、伊織の両親が亡くなったという事故じゃねぇか…。
瓦礫に靴や鞄が散乱していて凄惨な現場が窺える。
こんな状況で、カメラを構える人間なんてろくなもんじゃねぇ。
事故後の彩華さんからの返信は、『あなたが怪我しなくてよかった、早く会いたい』と男心をくすぐるものだった。
続いて初めに連絡してきた男、ホアンとの履歴。
音楽家のマネージャー補佐をしているとかで多忙な様子をいちいち愚痴っていた。
音楽家…伊織の両親もだけど?
そこまではただの偶然だと思っていた。
こうなったら他の登録メンバーもチェックしてやる、と彩華さんが熟睡してるのをいいことに、俺は彼女スマホの情報をコピーした。
