
僕ら× 1st.
第2章 バンド始動 --Ior,Kn
「先生、何だったの?」
教室前の廊下から窓の外を見ていた彼女が、僕に気づいて駆けよってきた。
この瞬間って嬉しいよなっと、僕は心の奥でにんまりする。
「ん、部長としての注意事項」
不純異性交遊禁止なんて、いちいち説明してらんない。
だいたい不純って何だよ?
僕の気持ちはめっちゃ純粋だっつーの。
それにいまさら、彼女に僕のことを警戒されても困る。
友だち以上の恋人未満、この位置で数年はもちこたえたい。
「難しいの?」
心配した彼女が、少し顔を歪めた僕を覗きこむように首を傾けて尋ねる。
あ、その角度、すっごく可愛い。
「んー、フラウリィ次第?」
キミが求めるなら、僕は……。
なんて、ありえないけどさ。
「私?中学生になってからは、授業もちゃんと出てるよ?」
先生にぷちっと言われたこと、やっぱ気にしてたんだな。
他の教師も彼女に対して、劣イメージを持ってるのかな?
でも、大丈夫だよ。
キミは、とっても健気で一所懸命な可愛い女のコだもん。
キミと接するうちに、みんなわかってくれる。
わからないヤツには、僕がわからせてやる。
教室前の廊下から窓の外を見ていた彼女が、僕に気づいて駆けよってきた。
この瞬間って嬉しいよなっと、僕は心の奥でにんまりする。
「ん、部長としての注意事項」
不純異性交遊禁止なんて、いちいち説明してらんない。
だいたい不純って何だよ?
僕の気持ちはめっちゃ純粋だっつーの。
それにいまさら、彼女に僕のことを警戒されても困る。
友だち以上の恋人未満、この位置で数年はもちこたえたい。
「難しいの?」
心配した彼女が、少し顔を歪めた僕を覗きこむように首を傾けて尋ねる。
あ、その角度、すっごく可愛い。
「んー、フラウリィ次第?」
キミが求めるなら、僕は……。
なんて、ありえないけどさ。
「私?中学生になってからは、授業もちゃんと出てるよ?」
先生にぷちっと言われたこと、やっぱ気にしてたんだな。
他の教師も彼女に対して、劣イメージを持ってるのかな?
でも、大丈夫だよ。
キミは、とっても健気で一所懸命な可愛い女のコだもん。
キミと接するうちに、みんなわかってくれる。
わからないヤツには、僕がわからせてやる。
