
僕ら× 1st.
第14章 P波 --Khs,Ior
~依田晄志(コウシ)side~
中学3年、2学期のスタート。
「っはよっ、晄志」
俺がスリッパに履き替えていると、伊織は手を軽く上げて爽やかに挨拶してきた。
「おはよ。いい夏休みだった?」
伊織は少し考えて、ニシッと笑う。
彼女と楽しんだんだろうな。
休み中の部活で学校に顔を出した時に、水泳部の滝沢に出会ったけど、お互い彼女連れで一緒にプールに行ったとか。
伊織の行動をそれとなく見ながら待つ。
ヤツは靴箱を開けて手を伸ばし、それをサッと鞄に入れた。
「何を隠したのかな?」
ニヤリと俺は、伊織に寄る。
「片付けただけだよ」
照れているのか伊織は憮然としている。
「…サマフェスの伊織、イケてたからなぁ」
演奏を終えて挨拶する伊織に、"きゃー、カッコいい~!"という黄色い声もちらほらと聞こえていた。
小津には散々言われている伊織だが比較対照が凄すぎるだけであって、それなりに端正な顔立ちだ。
だけど当の本人は容姿に自信がないらしく、苦い笑いを浮かべる。
「抱かれたくはならなかった程度にね」
その外し方…そんなこと言って、お前は宮石を抱いたんだろ?
なんて、聞いても悲しいだけの質問を浮かべてしまう。
中学3年、2学期のスタート。
「っはよっ、晄志」
俺がスリッパに履き替えていると、伊織は手を軽く上げて爽やかに挨拶してきた。
「おはよ。いい夏休みだった?」
伊織は少し考えて、ニシッと笑う。
彼女と楽しんだんだろうな。
休み中の部活で学校に顔を出した時に、水泳部の滝沢に出会ったけど、お互い彼女連れで一緒にプールに行ったとか。
伊織の行動をそれとなく見ながら待つ。
ヤツは靴箱を開けて手を伸ばし、それをサッと鞄に入れた。
「何を隠したのかな?」
ニヤリと俺は、伊織に寄る。
「片付けただけだよ」
照れているのか伊織は憮然としている。
「…サマフェスの伊織、イケてたからなぁ」
演奏を終えて挨拶する伊織に、"きゃー、カッコいい~!"という黄色い声もちらほらと聞こえていた。
小津には散々言われている伊織だが比較対照が凄すぎるだけであって、それなりに端正な顔立ちだ。
だけど当の本人は容姿に自信がないらしく、苦い笑いを浮かべる。
「抱かれたくはならなかった程度にね」
その外し方…そんなこと言って、お前は宮石を抱いたんだろ?
なんて、聞いても悲しいだけの質問を浮かべてしまう。
