
僕ら× 1st.
第2章 バンド始動 --Ior,Kn
「マネージャーってのもあるよ?」
由奈ちゃんは私の運動苦手を悟って、もうひとつの道を開いてくれる。
「難しいんでしょ?」
マネージャーといえば、パパ…。
詳しくは知らないけれど備品の調達や連絡調整に忙しくしていて、たまの休日はしっかりと休みたいだろうにピクニックとかに連れていってもらったなぁ。
お兄ちゃんやリルと魚釣りしたり、剣道ごっこしたりしていた日々を昨日のように思いだす。
パパとママ、そしてリルの…。
あ、いけない。
考えたら涙が出ちゃう。
長めに目を閉じて全体に馴染ませる。
「花ちゃん来てくれたら、士気があがるよね?ヨーダ」
ヨーダ君?……これは、ニックネームよね?
「おう。宮石、マネージャーしてくれよ」
声をかけてくれるのは、必要とされているようですごく嬉しいのだけれど。
「マネージャーというか、草引きだけの係とか募集してない?」
それくらいならできるかな?と。
「草引き?そんなの部員も一緒にするよ。専属の草引き係があるって何部だよ?それ……」
ヨーダ君が目を丸くして首をかしげた。
由奈ちゃんは私の運動苦手を悟って、もうひとつの道を開いてくれる。
「難しいんでしょ?」
マネージャーといえば、パパ…。
詳しくは知らないけれど備品の調達や連絡調整に忙しくしていて、たまの休日はしっかりと休みたいだろうにピクニックとかに連れていってもらったなぁ。
お兄ちゃんやリルと魚釣りしたり、剣道ごっこしたりしていた日々を昨日のように思いだす。
パパとママ、そしてリルの…。
あ、いけない。
考えたら涙が出ちゃう。
長めに目を閉じて全体に馴染ませる。
「花ちゃん来てくれたら、士気があがるよね?ヨーダ」
ヨーダ君?……これは、ニックネームよね?
「おう。宮石、マネージャーしてくれよ」
声をかけてくれるのは、必要とされているようですごく嬉しいのだけれど。
「マネージャーというか、草引きだけの係とか募集してない?」
それくらいならできるかな?と。
「草引き?そんなの部員も一緒にするよ。専属の草引き係があるって何部だよ?それ……」
ヨーダ君が目を丸くして首をかしげた。
