
僕ら× 1st.
第17章 水の中 --Khs,Ar,Thk
その2日後の夜に柊を連れ立って訪れる。
今日を逃したら暫くは留守と聞いたから。
親父の部屋には3人の若い女がいた。
親父はベッドの上で裸同然の2人に挟まれ、腕を絡められている。
ソファに寝転がる本條の上にも胸の大きな女が1人。
俺が伊織のことを尋ねようとする前に、ヤツは質問してきた。
「なぁ、お前。KKに何かした?」
KK病院?
依存症の治療でその名を馳せる、あの?
「は?知らねぇよ。俺はドラッグなんかしねぇ」
そんなのどうだっていいだろ?
今一番は行方の知れないあいつのことじゃねぇのかよ?
「だよなぁ。ならいいんだ」
「俺は伊織のことで何か知らないか聞きに来たんだ」
「あぁ。あいつ、使えそうだったのにな」
女の胸を触りながら、思い出したように悔しそうに話す。
「使えそうって、お前の息子だろ?」
「優秀だったから留学までさせたのに」
そんな言い方しかできねぇのか?
「いなくなって悲しいとかないのか?」
「いちいちそんなこと思ってたらもたねぇだろ?俺の子、何人いると思ってるんだ?」
と、濃厚なキスをしだす。
うえっ、見たくねぇ。
本條は本條で騎乗位で楽しんでいる。
こいつら、絶対おかしいよな?
一緒に部屋に入った柊は、本條に背を向けて無表情。
「何人いるんだよ?」
1人の女が親父の毛布に潜り、うごめいている。
「お前の方が知ってるだろ?数えてみれば?」
俺と柊は顔を見合わせた。
まさか、あのリスト…!
「ええと、子どもはどこにいる?」
行方不明の委員長も俺の血縁?
「なかなかこれというのがいなくてね。伊織は抜きん出てたなぁ」
今日を逃したら暫くは留守と聞いたから。
親父の部屋には3人の若い女がいた。
親父はベッドの上で裸同然の2人に挟まれ、腕を絡められている。
ソファに寝転がる本條の上にも胸の大きな女が1人。
俺が伊織のことを尋ねようとする前に、ヤツは質問してきた。
「なぁ、お前。KKに何かした?」
KK病院?
依存症の治療でその名を馳せる、あの?
「は?知らねぇよ。俺はドラッグなんかしねぇ」
そんなのどうだっていいだろ?
今一番は行方の知れないあいつのことじゃねぇのかよ?
「だよなぁ。ならいいんだ」
「俺は伊織のことで何か知らないか聞きに来たんだ」
「あぁ。あいつ、使えそうだったのにな」
女の胸を触りながら、思い出したように悔しそうに話す。
「使えそうって、お前の息子だろ?」
「優秀だったから留学までさせたのに」
そんな言い方しかできねぇのか?
「いなくなって悲しいとかないのか?」
「いちいちそんなこと思ってたらもたねぇだろ?俺の子、何人いると思ってるんだ?」
と、濃厚なキスをしだす。
うえっ、見たくねぇ。
本條は本條で騎乗位で楽しんでいる。
こいつら、絶対おかしいよな?
一緒に部屋に入った柊は、本條に背を向けて無表情。
「何人いるんだよ?」
1人の女が親父の毛布に潜り、うごめいている。
「お前の方が知ってるだろ?数えてみれば?」
俺と柊は顔を見合わせた。
まさか、あのリスト…!
「ええと、子どもはどこにいる?」
行方不明の委員長も俺の血縁?
「なかなかこれというのがいなくてね。伊織は抜きん出てたなぁ」
