
僕ら× 1st.
第19章 雲の上 --Tk,R
施設に迎えに来たクルマの中で、俺の報告を聞いた父さんは「祝いに」とカードと通帳をくれた。
口座なら俺も持ってるのに、と開くと25000000の数字がトップに…、何度見直しても2千500万!
「スリー7のがよかったか?」
いや、俺ギャンブラーじゃないし。
「え、でもこれ、貰いすぎでは?」
うろたえる俺にニヤリと笑う。
「頭大丈夫か?お前がこれから行く国はそういう物価…課税大国なんだよ。痛いけど仕方ないだろ?だから楽しい高校をジャンプしてもらったんだ」
「それでも…」
「お前を赤ん坊の頃から俺の子どもにしてたらそれくらい必要だったろ?いや、足りなかったかも……でもできれば、余して卒業してくれ?」
恩を感じさせないように言うのが上手だなぁ。
俺、すごい人にかくまわれたと今更ながら感動していると、どこかの地下駐車場でクルマは停まる。
「お前の大学仲間を紹介する」
そう言って連れて来られた料理店の個室。
奥に座っていた男がすくっと立って、近づいて来る。
歳は、5つくらい上?
背丈は俺と同じくらい。
細身ながら筋肉質…軽く頭を傾けこちらを窺う。
「イドリースだ…。こいつのことは"リィ"って呼べばいい」
「よろしくね、孝明君」
父さんが紹介すると、彼は人懐っこい笑顔で俺に小麦色の手を伸ばした。
「よろしく、リィ兄」
その手をギュッとつかむ。
「兄?新鮮」
そう言って、いたずらっぽくニシッと笑った。
口座なら俺も持ってるのに、と開くと25000000の数字がトップに…、何度見直しても2千500万!
「スリー7のがよかったか?」
いや、俺ギャンブラーじゃないし。
「え、でもこれ、貰いすぎでは?」
うろたえる俺にニヤリと笑う。
「頭大丈夫か?お前がこれから行く国はそういう物価…課税大国なんだよ。痛いけど仕方ないだろ?だから楽しい高校をジャンプしてもらったんだ」
「それでも…」
「お前を赤ん坊の頃から俺の子どもにしてたらそれくらい必要だったろ?いや、足りなかったかも……でもできれば、余して卒業してくれ?」
恩を感じさせないように言うのが上手だなぁ。
俺、すごい人にかくまわれたと今更ながら感動していると、どこかの地下駐車場でクルマは停まる。
「お前の大学仲間を紹介する」
そう言って連れて来られた料理店の個室。
奥に座っていた男がすくっと立って、近づいて来る。
歳は、5つくらい上?
背丈は俺と同じくらい。
細身ながら筋肉質…軽く頭を傾けこちらを窺う。
「イドリースだ…。こいつのことは"リィ"って呼べばいい」
「よろしくね、孝明君」
父さんが紹介すると、彼は人懐っこい笑顔で俺に小麦色の手を伸ばした。
「よろしく、リィ兄」
その手をギュッとつかむ。
「兄?新鮮」
そう言って、いたずらっぽくニシッと笑った。
