
僕ら× 1st.
第3章 2人の証 --Ior,Hzm
~宮石帆澄(ホズミ)side~
この夏休みから、妹と同じ日に生まれた男が海外留学を始めた。
その男:リィ(速水伊織)の両親は、俺の母親とは昔からの親友で、ジャズバンドを結成していた。
マネージャーの俺の父親を含めた大人4人は、海外を拠点に意欲的に活動していた。
それにともなって俺たちも海外に住んでいたワケだが、多忙な両親は留守がちだった。
そのため、年上の俺たちが2人の面倒をみていた。
といっても、妹とリィは聞きわけもよく、2人でよく遊んでくれていたので、俺たちの手をわずらわすことはほとんどなかった。
そんなことからリィは俺の弟のようなもので、妹と同じように俺のことを"お兄ちゃん"と呼ぶ。
小さい頃から格闘技の道場に通う俺にならい、リィも剣道を始めた。
女のコに間違われるような可愛らしい顔をしたリィだが、防具をつけると一変した。
妹を守るために強くなるんだと言うリィは、年上の俺らにもよく食らいついてきた。
勘もよく、相手の動きを瞬時に読むが、それでもなんせ5歳離れた俺とはリーチが違う。
身長160cmいくかいかないかの弟が、今後どこまでのびるか楽しみだ。
この夏休みから、妹と同じ日に生まれた男が海外留学を始めた。
その男:リィ(速水伊織)の両親は、俺の母親とは昔からの親友で、ジャズバンドを結成していた。
マネージャーの俺の父親を含めた大人4人は、海外を拠点に意欲的に活動していた。
それにともなって俺たちも海外に住んでいたワケだが、多忙な両親は留守がちだった。
そのため、年上の俺たちが2人の面倒をみていた。
といっても、妹とリィは聞きわけもよく、2人でよく遊んでくれていたので、俺たちの手をわずらわすことはほとんどなかった。
そんなことからリィは俺の弟のようなもので、妹と同じように俺のことを"お兄ちゃん"と呼ぶ。
小さい頃から格闘技の道場に通う俺にならい、リィも剣道を始めた。
女のコに間違われるような可愛らしい顔をしたリィだが、防具をつけると一変した。
妹を守るために強くなるんだと言うリィは、年上の俺らにもよく食らいついてきた。
勘もよく、相手の動きを瞬時に読むが、それでもなんせ5歳離れた俺とはリーチが違う。
身長160cmいくかいかないかの弟が、今後どこまでのびるか楽しみだ。
