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僕ら× 1st.

第21章 健闘 --Ar,Thk,Kn,Shu

~羽賀桃湖side~

今年の夏は進学に向けて活動した。
サマフェス参加がなかっただけじゃなく、彼氏:サトも高校最後の夏合宿とかで長期に渡って留守だったから。

つきあい初めは、部活後にも会いたいと連絡してきたほどなのに。
落ち着くと、こうなってくるんやね。
求められすぎは嫌やけど、ほっとかれるのも寂しいんやけどな……。

「なぁ、桃湖。会えない間、自分でシた?」

「え?そんなのシないよ」

実際はちょっとならシたけど。

「俺の友だちに聞いた話なんだけど、そいつの彼女は1~3日に1回はするって」

それってほぼ毎日?

「……そんな話を友だちとしてるの?」

2学期に入ってお互い部活から引退した放課後、久しぶりにサトの家、サトのベッドの上。

「向こうが勝手に喋ったんだよ。だから桃湖はどうなのかなぁ?って。なあ、やって見せて?」

い?今、ここで?

「私、よくわからないから…」

とりあえず、はぐらかしてみた。

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