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僕ら× 1st.

第21章 健闘 --Ar,Thk,Kn,Shu

「触ってみ?俺がさっきしたように。可愛い桃湖を見せてくれよ」

……仰向けに寝転んで、そっと自分に手を伸ばす。

"可愛い"という言葉が欲しくて。

そこに中指を沈めて往復させる。
クリに指が触れるかどうかをなぞってみる。
少しずつ濡れてくる。

「っっ」

ピリッと信号が走るも、すぐに消えていく。

「もっと激しく動かしてみ?」

促されるままに指を増やして水音をとばすと、「いいよ、桃湖。可愛いっ」と喜ぶ声がする。

「んんっ、でも…。サトがするようには気持ち良くならないっ」

いつもの私は、うつ伏せになってするから……。
そんな芋虫みたいな姿を見せるのは、はばかられて。

「そう?いい線いってると思うけどな。じゃ、アレ挿れてみっか」

そう言って、サトは部屋を出ていった。
戻ってきたサトの手には、キュウリとナスが握られていた。

「コレ、そのまま挿れちゃうと途中で折れたりするんだって。自力で抜けなくて病院に行ったヤツいるらしいよ」

と言いながらキュウリにゴムをかぶせた。

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