
僕ら× 1st.
第22章 遭難 --Shu,Ar
運転中の柊からスマホを借りて、依田から連絡のあった地点を求める。
それは、花野ちゃんの鞄内と思われる赤い点と一致した。
では、もうひとつの緑点の場所が花野ちゃんの居場所?
そのまま俺は、履歴から依田へコールする。
「マスター。お前んとこから頂上側に300mくらいの場所に別のロッジがあるだろ?」
「はい、あります。窓から見えます」
「そこに花野ちゃん、いねぇか?」
信号待ちで柊も、追跡地図を見つめる。
「担任も出てますので俺、見てきます!」
「あ、待て。花野ちゃんの鞄、そこにある?」
「多分、部屋に……」
「そっか。じゃあ、北に300m確認を頼む。誰かに声をかけてけよ」
短い返事の後、スマホの声は消えた。
「頼れる男だな」
「そうだな……」
依田が向かったロッジ、きっと他のクラスが借りている。
けど、なぜそこから花野ちゃんの信号が出るんだ?
間違えて別のロッジで休んでるのか?
それなら誰かが気づくよな?
行方不明になんかなんねぇよな?
だけど、何かの間違いだよなっ?
それは、花野ちゃんの鞄内と思われる赤い点と一致した。
では、もうひとつの緑点の場所が花野ちゃんの居場所?
そのまま俺は、履歴から依田へコールする。
「マスター。お前んとこから頂上側に300mくらいの場所に別のロッジがあるだろ?」
「はい、あります。窓から見えます」
「そこに花野ちゃん、いねぇか?」
信号待ちで柊も、追跡地図を見つめる。
「担任も出てますので俺、見てきます!」
「あ、待て。花野ちゃんの鞄、そこにある?」
「多分、部屋に……」
「そっか。じゃあ、北に300m確認を頼む。誰かに声をかけてけよ」
短い返事の後、スマホの声は消えた。
「頼れる男だな」
「そうだな……」
依田が向かったロッジ、きっと他のクラスが借りている。
けど、なぜそこから花野ちゃんの信号が出るんだ?
間違えて別のロッジで休んでるのか?
それなら誰かが気づくよな?
行方不明になんかなんねぇよな?
だけど、何かの間違いだよなっ?
