
僕ら× 1st.
第23章 タリオ --Shu,Khs,Ar
「俺のせいで、悪いことしたな」
アルの好意が招いた災難…言い方は悪ぃが、こうなるよな。
それも、初回じゃねぇし。
「先パイのせいではありませんよ」
マコちゃんの意見に、森ちゃんも力強く頷く。
「鬼畜ゲイに戻ったらいいんじゃ?アル兄、最近まるくなったから余計に崇拝者が増えたんだよ」
半分本気の表情で、晄志はアルに助言する。
崇拝者って……まあ、そうなんだろうけどさ。
鬼畜時代からああいう輩はいたけどな。
アルの文房具やら体操服やらは、もう昔っから時折紛失しているし。
それって、好きっていうのと違うよな。
アルが困るのなんてお構いなしに、コレクションを増やして自慢したいだけ。
「鬼畜って…俺、少し世間知らずなだけだったろ?それに俺は元々ゲイじゃねぇからな?」
日常生活で迷惑を被っているとはいえ、本気で告白してきた女のコに、散々冷たくしてきたんだから鬼畜は鬼畜だよな。
「鬼畜度数はましになったけど、世間知らずは現役だろ?俺、未だにお前の喋る内容の半分が理解できねぇよ」
「度数って何だよ…お前、俺の半分もわかんねぇのかよ…」
アルは口を少し開いたまま、俺以外を見渡すも、3人に愛想笑いでごまかされていた。
アルの好意が招いた災難…言い方は悪ぃが、こうなるよな。
それも、初回じゃねぇし。
「先パイのせいではありませんよ」
マコちゃんの意見に、森ちゃんも力強く頷く。
「鬼畜ゲイに戻ったらいいんじゃ?アル兄、最近まるくなったから余計に崇拝者が増えたんだよ」
半分本気の表情で、晄志はアルに助言する。
崇拝者って……まあ、そうなんだろうけどさ。
鬼畜時代からああいう輩はいたけどな。
アルの文房具やら体操服やらは、もう昔っから時折紛失しているし。
それって、好きっていうのと違うよな。
アルが困るのなんてお構いなしに、コレクションを増やして自慢したいだけ。
「鬼畜って…俺、少し世間知らずなだけだったろ?それに俺は元々ゲイじゃねぇからな?」
日常生活で迷惑を被っているとはいえ、本気で告白してきた女のコに、散々冷たくしてきたんだから鬼畜は鬼畜だよな。
「鬼畜度数はましになったけど、世間知らずは現役だろ?俺、未だにお前の喋る内容の半分が理解できねぇよ」
「度数って何だよ…お前、俺の半分もわかんねぇのかよ…」
アルは口を少し開いたまま、俺以外を見渡すも、3人に愛想笑いでごまかされていた。
