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僕ら× 1st.

第24章 グレートホール --Thk,Ar,Tk

「そういや、お前、花野ちゃんの二の腕触りまくってたな」

「あれも見てたのか?めっちゃ柔らかくて気持ちいいんだよ」

「そりゃ、女のコの二の腕って、おっぱいに近い感触だし」

えっ?
そうだったのか?

ニッと笑って「セクハラ」などと囃し立てる。

そっかぁ……。
次は、もっと触りたいな。
夏のうちに……。

花野ちゃんのおっぱい…じゃなくて、二の腕。

「俺も触りてぇな」

「お前は自分の彼女たちの触っとけよ」

ふん。
そのあと、花野ちゃんの腕を舐めて、念願のキスをしたことは気づかれてねぇな。
結局、どこも人だらけで2回目はできなかったし。

あれは俺と花野ちゃんだけの秘密っとニヤケていたら、バーンっと背中を叩かれた。

「なっ、何だよっ?」

「ファーストキス、おめでとう」

「何で知ってんだよ?」

「観覧車から降りてきたお前の股間を見たら、即わかるよ」

わかるほど反応してねぇよ。
それに、お前は俺のこと半分しか理解できねぇんじゃなかったのかよ?

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