
僕ら× 1st.
第24章 グレートホール --Thk,Ar,Tk
私が速水に"穏やか"を見いだせないでいると、カチャっとドアが開いた。
「こんにちはー。れれ?桃湖!お姉さんっぽさが増したね!」
「きゃー、花野っ!お久っ!」
ベタっと花野に抱きつくと、吉坂が顔を曇らせる。
面白っ。
花野に次いで部屋に入ってきたのは速水の友だち。
忘れちゃいない、私の自慢のカレーをけなした男。
「剥がれろよ」
立ち上がった吉坂が、花野のブラウスの袖を引っ張った。
花野を解放して吉坂に渡すと、ヤツは花野の首に手を絡めて自分の彼女だとアピール。
「アル兄。大学生になったのに、まだここに顔だしてるの?」
未だ高校生であろうカレー男が、吉坂にタメで話しだす。
この2人って仲良かったんだ…。
「んだよ、晄志。お前も久しぶりに会えたんだから喜べよ?」
と空いた手を広げて歓迎を見せる吉坂に、「タックルしていい?」とニッと笑う。
「こんにちはー。れれ?桃湖!お姉さんっぽさが増したね!」
「きゃー、花野っ!お久っ!」
ベタっと花野に抱きつくと、吉坂が顔を曇らせる。
面白っ。
花野に次いで部屋に入ってきたのは速水の友だち。
忘れちゃいない、私の自慢のカレーをけなした男。
「剥がれろよ」
立ち上がった吉坂が、花野のブラウスの袖を引っ張った。
花野を解放して吉坂に渡すと、ヤツは花野の首に手を絡めて自分の彼女だとアピール。
「アル兄。大学生になったのに、まだここに顔だしてるの?」
未だ高校生であろうカレー男が、吉坂にタメで話しだす。
この2人って仲良かったんだ…。
「んだよ、晄志。お前も久しぶりに会えたんだから喜べよ?」
と空いた手を広げて歓迎を見せる吉坂に、「タックルしていい?」とニッと笑う。
