
僕ら× 1st.
第26章 ディスポ --Shu,R
アルは花野ちゃんの隣に当たり前のように座り、空腹も忘れたかのようにニコニコして彼女に話しかけている。
「飲み物の注文これから?あ、大将。適当に…っても元気な男4人だから、それなりに」
よりによって成長期の野郎4名追加だからなぁ。
ここは折半…ってのも和波さんに失礼だよな。
「花野ちゃん、何飲んでるの?」
「凍頂烏龍茶だよ」
「ふうん、俺もそれにしよ」
網の上の焼け具合をチェックして、花野ちゃんと和波さんは俺たちの皿に入れてくれる。
「すみません。飛び入りなのに」
晄志が恐縮して和波さんに代わろうとするけど、「とりあえずお腹に入れな?」と断られた。
花野ちゃんにサービスされたアルはご機嫌で、「食べさせて?」と口を開けている。
「花野さん。アル兄には生焼け入れちゃってください」
居松が言うと、くすくす笑いながらも彼女はミディアムの塊を選んだ。
「うめぇっ!」
モギュモギュと口を動かすアルに、微笑みを浮かべる。
それから。
「ごぐっ」と飲み込む音を聞いて、俺は…思い出してしまった。
「飲み物の注文これから?あ、大将。適当に…っても元気な男4人だから、それなりに」
よりによって成長期の野郎4名追加だからなぁ。
ここは折半…ってのも和波さんに失礼だよな。
「花野ちゃん、何飲んでるの?」
「凍頂烏龍茶だよ」
「ふうん、俺もそれにしよ」
網の上の焼け具合をチェックして、花野ちゃんと和波さんは俺たちの皿に入れてくれる。
「すみません。飛び入りなのに」
晄志が恐縮して和波さんに代わろうとするけど、「とりあえずお腹に入れな?」と断られた。
花野ちゃんにサービスされたアルはご機嫌で、「食べさせて?」と口を開けている。
「花野さん。アル兄には生焼け入れちゃってください」
居松が言うと、くすくす笑いながらも彼女はミディアムの塊を選んだ。
「うめぇっ!」
モギュモギュと口を動かすアルに、微笑みを浮かべる。
それから。
「ごぐっ」と飲み込む音を聞いて、俺は…思い出してしまった。
