
僕ら× 1st.
第26章 ディスポ --Shu,R
と、大将がおまかせ盛りを持って入ってきた。
と、厨房の方でボンっと何かが破裂した音がするや否や目の前のドアが吹き飛び、窓ガラスが割れる。
俺は花野ちゃんの上に伏せるアルにかぶさった。
…アルだけでなく、正面にいた居松も花野ちゃんをかばう。
急いで和波さんが部屋の元栓を閉めるも、管の中のガスが燃え上がり、さっきまで美味しく焼けていた肉は焦げ臭いにおいさえわからず。
店内は叫び声で騒然とし、天井から水が撒かれる中、非常ベルが鳴り響く。
向こうの座敷にいたヤツら、大丈夫かよ?
とは思うが、まだ次の爆発があるかもしれねぇ。
とにかく俺たちだけでもここから離れないと。
俺はアルから身体をのけ、脱出経路を確認した…居松と共に。
ドアが吹き飛んだ以上、こっちの道は危険だ。
窓に残るガラス片を除去するも、足元は破片だらけ。
靴がない俺たちには針の山以上に厳しい。
ここは何か敷く物……と振り返ると、居松に今まで俺たちが座っていた座布団を渡される。
そうか。
それを庭に落として道を作れそうだ。
「立てるか?」
和波さんの声に晄志は返事をする。
アルは花野ちゃんを抱き締めて立ち上がった。
と、厨房の方でボンっと何かが破裂した音がするや否や目の前のドアが吹き飛び、窓ガラスが割れる。
俺は花野ちゃんの上に伏せるアルにかぶさった。
…アルだけでなく、正面にいた居松も花野ちゃんをかばう。
急いで和波さんが部屋の元栓を閉めるも、管の中のガスが燃え上がり、さっきまで美味しく焼けていた肉は焦げ臭いにおいさえわからず。
店内は叫び声で騒然とし、天井から水が撒かれる中、非常ベルが鳴り響く。
向こうの座敷にいたヤツら、大丈夫かよ?
とは思うが、まだ次の爆発があるかもしれねぇ。
とにかく俺たちだけでもここから離れないと。
俺はアルから身体をのけ、脱出経路を確認した…居松と共に。
ドアが吹き飛んだ以上、こっちの道は危険だ。
窓に残るガラス片を除去するも、足元は破片だらけ。
靴がない俺たちには針の山以上に厳しい。
ここは何か敷く物……と振り返ると、居松に今まで俺たちが座っていた座布団を渡される。
そうか。
それを庭に落として道を作れそうだ。
「立てるか?」
和波さんの声に晄志は返事をする。
アルは花野ちゃんを抱き締めて立ち上がった。
