
僕ら× 1st.
第26章 ディスポ --Shu,R
「吉坂さん、どうぞ」と声をかけられて、アルが入室してすぐにドアの上のランプが灯る。
胸部X-Pの2方向なら、撮影に5分もかからないだろうと素人ながらに思った。
なのに、10分以上経ってもランプは消えない。
「長いですね」
様子を見に来た居松が呟いた。
と、中からドシーンと何かが倒れたような音がした。
すぐに俺は針金を差し込み解錠、引き戸を勢いよく開けて室内に飛び込む。
その後を居松も駆け込んできた。
………………。
その異様な光景に、動作も言葉も失う。
室内には全裸男が2人。
壁際に気を失っている男が1人。
床の上、体格のいい男がアルの足を脇に挟み込み、その下腹部に首を伸ばして…いた。
必死に身体をよじるアルの両手は、後ろで固定されているようだった。
「お前らっ、見てねぇで!これ取ってくれ!花野ちゃん、来てねぇよな?来てねぇよなーっ!?」
悲鳴にも似たアルの叫び声で、我に返った俺と居松は動き出す。
俺が食い付き男を引き剥がし、居松はアルの手錠を外した。
胸部X-Pの2方向なら、撮影に5分もかからないだろうと素人ながらに思った。
なのに、10分以上経ってもランプは消えない。
「長いですね」
様子を見に来た居松が呟いた。
と、中からドシーンと何かが倒れたような音がした。
すぐに俺は針金を差し込み解錠、引き戸を勢いよく開けて室内に飛び込む。
その後を居松も駆け込んできた。
………………。
その異様な光景に、動作も言葉も失う。
室内には全裸男が2人。
壁際に気を失っている男が1人。
床の上、体格のいい男がアルの足を脇に挟み込み、その下腹部に首を伸ばして…いた。
必死に身体をよじるアルの両手は、後ろで固定されているようだった。
「お前らっ、見てねぇで!これ取ってくれ!花野ちゃん、来てねぇよな?来てねぇよなーっ!?」
悲鳴にも似たアルの叫び声で、我に返った俺と居松は動き出す。
俺が食い付き男を引き剥がし、居松はアルの手錠を外した。
