
僕ら× 1st.
第26章 ディスポ --Shu,R
「ところでさ、アル。居松のことどう思う?」
ついさっきもヤツはアルの手錠を数秒で外し、馴れた手つきで男1人を縛り上げた。
その様子はアルも見ていただろう。
「小柴の?」
「俺もそう思ってた」
戻った俺たちは診察室を覗いてみたが、他の医者が座っていた。
一応、アルの肺音を聴いてもらうが異常なしとのこと。
受付で先程の医者について尋ねると、緊急の用事で交替したと。
常勤医ではなくバイトとのことだが顔もしっかり覚えているから、早くに見つけ出してやる。
そこへ処置を終えた晄志を車イスに乗せて居松たちがやって来た。
居松側のクルマが到着したので、それでそれぞれを送ると言われる。
そうだな。
口にガムテを貼った男2人を突っ込んである俺らのクルマには、晄志はともかく宮石の2名を乗せられねぇ。
「今日は災難だったな」と、駐車場まで4人を見送りに行く。
居松が手配したクルマの運転席に乗っていたのは、やはり小柴側の人間:リースだった。
助手席に乗っているのは…あの救急医!
後部席に花野ちゃんたちが乗り込んでいる間に、リースは囚われの医者を「Wに操られし者」と渡してくれた。
ついさっきもヤツはアルの手錠を数秒で外し、馴れた手つきで男1人を縛り上げた。
その様子はアルも見ていただろう。
「小柴の?」
「俺もそう思ってた」
戻った俺たちは診察室を覗いてみたが、他の医者が座っていた。
一応、アルの肺音を聴いてもらうが異常なしとのこと。
受付で先程の医者について尋ねると、緊急の用事で交替したと。
常勤医ではなくバイトとのことだが顔もしっかり覚えているから、早くに見つけ出してやる。
そこへ処置を終えた晄志を車イスに乗せて居松たちがやって来た。
居松側のクルマが到着したので、それでそれぞれを送ると言われる。
そうだな。
口にガムテを貼った男2人を突っ込んである俺らのクルマには、晄志はともかく宮石の2名を乗せられねぇ。
「今日は災難だったな」と、駐車場まで4人を見送りに行く。
居松が手配したクルマの運転席に乗っていたのは、やはり小柴側の人間:リースだった。
助手席に乗っているのは…あの救急医!
後部席に花野ちゃんたちが乗り込んでいる間に、リースは囚われの医者を「Wに操られし者」と渡してくれた。
