
僕ら× 1st.
第27章 牛、歩く --Mkt,Ar
~吉坂侑生side~
結局、あの爆発は事件ではなく事故として報道された。
小柴に尋ねると、「企業秘密」とニヤッと笑った。
何かの成果があったんだろうし、ヤツに任せよう。
リースが"W"の名を出し、変な2人からも動機を聞いている。
焼肉店の大将も大怪我こそすれ、日に日に快方に向かっていると聞く。
2ヵ所骨折の晄志も肩はまだ酷使できないが、部活に出て軽いことはしているらしい。
さて、小柴家側の俺の部屋。
今まであんまり使わずだったけど、彼女ができてからは掃除もしている。
11月半ばの今日は、初めて彼女を俺の家に呼んだ。
イチャイチャしたくて。
「おじゃまします」
靴をそろえてあがった彼女は、俺のあとをついてくる。
伊織由来の物は全て片付けてあるから、棚を開けない限り大丈夫。
「侑生君。ここで柊先パイと2人暮らしなの?」
「そう。俺と柊の家、ちょっと距離あるから、親父の知人の家を借りてるの」
ちょっと距離に親父の知人……ウソは言ってない。
「キレイね、生活感あんまりない」
くすくすと笑う彼女。
「だろ?」
小学生の頃は、柊と友だちを招いて騒がしく遊んだこともあったけど。
大きくなった最近は、通りすぎるだけの場所だったからな。
彼女は物珍しそうに、何もない廊下や階段を見回す。
ここには初めて上がるのか?
伊織はここに彼女を連れ込んでいない?
結局、あの爆発は事件ではなく事故として報道された。
小柴に尋ねると、「企業秘密」とニヤッと笑った。
何かの成果があったんだろうし、ヤツに任せよう。
リースが"W"の名を出し、変な2人からも動機を聞いている。
焼肉店の大将も大怪我こそすれ、日に日に快方に向かっていると聞く。
2ヵ所骨折の晄志も肩はまだ酷使できないが、部活に出て軽いことはしているらしい。
さて、小柴家側の俺の部屋。
今まであんまり使わずだったけど、彼女ができてからは掃除もしている。
11月半ばの今日は、初めて彼女を俺の家に呼んだ。
イチャイチャしたくて。
「おじゃまします」
靴をそろえてあがった彼女は、俺のあとをついてくる。
伊織由来の物は全て片付けてあるから、棚を開けない限り大丈夫。
「侑生君。ここで柊先パイと2人暮らしなの?」
「そう。俺と柊の家、ちょっと距離あるから、親父の知人の家を借りてるの」
ちょっと距離に親父の知人……ウソは言ってない。
「キレイね、生活感あんまりない」
くすくすと笑う彼女。
「だろ?」
小学生の頃は、柊と友だちを招いて騒がしく遊んだこともあったけど。
大きくなった最近は、通りすぎるだけの場所だったからな。
彼女は物珍しそうに、何もない廊下や階段を見回す。
ここには初めて上がるのか?
伊織はここに彼女を連れ込んでいない?
