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僕ら× 1st.

第28章 カーバンクル --Ar,Kn

「プールサイドで食べるオニギリって、すっごく美味しいね!」

俺の悩みを知るわけもねぇ彼女は、無邪気にランチ。
俺は微笑みながらも、昼からこの欲棒をどうしようかと考える。

マジで他のヤツら、どうしてんだ?

周囲の席に座るカップルたちは、俺たちの比じゃないくらいベタベタして。
男の膝の上に、女のコが乗って食べさせあっていたり。

クリスマスだもんなぁ、みんな開放的。
この後、ホテルとか行くんだろうなぁ……。

そっか、あいつらは既にヤっちゃってるから、俺みたく露骨に勃たないわけか。
それに勃っても、彼女に隠さなくていいんだ。
納得……って、解決してないし!

あ、ハル(柊姉2)とナツ(柊姉1)だ…。
それに、柊と大輔も。
あいつらもモッコリしてねぇなぁ…。

俺も彼女以外の水着には別に、なんだけど。

ああ、キスだけで反応する俺がプールなんて、無理があったんだよ…。
花野ちゃん的にはこっちが先なんだろうけど、俺はっ、……。

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