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僕ら× 1st.

第28章 カーバンクル --Ar,Kn

「み、見せなきゃいけないんだよ?は、恥ずかしいよっ?」

「でも、施術は女性だろうし。一時の恥よ。彼氏に見せるんだもん、余計恥ずかしいでしょ?これから一生、気にするよりも、パッと脱毛よ!」

マコの言い分はわかる。
だけど。

「彼氏に見せる?見せない方向は?暗くして…」

できれば侑生君にはアイマスクをしてほしい……。

「悪いことは言わないわ、諦めなさい。絶対に至近距離で見たがるから。明るいとこで」

がーんっ!

オーソドックスにも青ざめた私のまぶたの両端に、細かくて深い縦線がマンガチックに浮かんだ。
イメージだけど。

そんなっ、自分でも怖くて見られないあの部分を、侑生君に見られるなんてっ!

何てこと………。

手と手を合わせればコト足りる、そんな生物ならいいのに…。

それにだよ?

「あのね、私、可愛いピンクじゃないの」

「え?あそこの粘膜は赤っぽいピンクじゃない?」

ね、ね、粘膜っ?
って、どこ?

まさか、そんな奥まで見られちゃうのっ?
も、それ…解体レベルじゃない?
お腹の中を見られた方がマシかも…。

考えると気が遠退きそうで、私は取り間違えられた自分の質問に戻す。

「あそこじゃなくて、胸が…茶色っぽくて」

無修正フルヌード以前に、トップレスだって抵抗が…。
そしたらまた、マコは爆笑。

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