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「やあだ。完全にピンクなんて、そんな女は一欠片じゃない？ピュアなピンクであるべき！なんて一部のAV界と美容業界の刷り込みよ。私もピンクになるクリームを塗ってみたけど、全然全く効果なかったもん」

てことは、マコも悩んだんだ…。
脱毛も美容業界の思惑がありそうだけど。

「考えてみて？温泉に行っても、茶色っぽい人ばっかよ？私たちはそういう人種」

そんなっ、他人様の裸なんて意識して見たことなかった…。

「もう、気にしてないの？」

「したって仕方ないもん。康史だって、そこにこだわりはないみたいだし」

それは、マコだからなんじゃないかな…。
マコの胸は可愛いんだよ。
しっかり上向きで。

あー、考えるほどユーウツ。

「大丈夫だって。どんな色でもアル先パイにしてみれば、可愛い花野なんだし。そんなことで別れようなんて言われないって」

「うん……」

私も、色が気に入らないから別れるなんて言われるとは思わないけど…。

侑生君に、可愛いと思ってもらえる私でいたいのに…。