
僕ら× 1st.
第28章 カーバンクル --Ar,Kn
さっきは夢中で気づかなかったけれど、今日はまた甘い香り漂う彼女。
またグミ?
チョコだけじゃなくて、ミカンのようないい匂い。
鼻を沿わせていると、ふと目についた彼女の耳。
かぶりつくと、「ぴゃ」っと彼女は飛び退いた。
また、"ぴゃ"って…。
何故に"きゃ"じゃねぇんだ?
ま、いいけど。
彼女から貰った包みを開いて、まあるいチョコを1粒取り出した。
「花野ちゃんが食べさせて?」
ニシッと笑顔で渡すと、彼女はそのまま俺の口に入れようとする。
「ちげぇよ。それ、花野ちゃんの口に入れて。それで、俺にちょうだい」
驚きの彼女だけど、俺の言うとおりに動いてくれる。
「ん」と顔を向ける彼女の口に口をあてがい、押されたチョコ塊を受け取る。
甘さがしみだしてきた俺は、また彼女にキス。
彼女の口に溶けかけを押し込んだ。
「んんっ」と口を押さえる彼女に。
「すっげ美味い。もっかいちょうだい」と催促する。
「あっ…ん」「…っふ」と、ふたりの間で交わされる息づかい。
俺の膝に彼女を座らせ、チョコにまみれた彼女の舌と俺の舌が絡みあう。
その小さな1粒がこんなに痺れるように甘くて、俺は幾度となく彼女にキスをせがんだ。
またグミ?
チョコだけじゃなくて、ミカンのようないい匂い。
鼻を沿わせていると、ふと目についた彼女の耳。
かぶりつくと、「ぴゃ」っと彼女は飛び退いた。
また、"ぴゃ"って…。
何故に"きゃ"じゃねぇんだ?
ま、いいけど。
彼女から貰った包みを開いて、まあるいチョコを1粒取り出した。
「花野ちゃんが食べさせて?」
ニシッと笑顔で渡すと、彼女はそのまま俺の口に入れようとする。
「ちげぇよ。それ、花野ちゃんの口に入れて。それで、俺にちょうだい」
驚きの彼女だけど、俺の言うとおりに動いてくれる。
「ん」と顔を向ける彼女の口に口をあてがい、押されたチョコ塊を受け取る。
甘さがしみだしてきた俺は、また彼女にキス。
彼女の口に溶けかけを押し込んだ。
「んんっ」と口を押さえる彼女に。
「すっげ美味い。もっかいちょうだい」と催促する。
「あっ…ん」「…っふ」と、ふたりの間で交わされる息づかい。
俺の膝に彼女を座らせ、チョコにまみれた彼女の舌と俺の舌が絡みあう。
その小さな1粒がこんなに痺れるように甘くて、俺は幾度となく彼女にキスをせがんだ。
