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僕ら× 1st.

第29章 侑生BD --Hzm,Ar

「っ」

俺はすぐに舌を入れた。
もうだって、食べたくて食べたくて。

「えっ……んっ…んんっ」

「チョコ甘っ」

俺の手が左胸に触れると、いつものように花野は身を固くする。

「やわらけぇ……」

背中のファスナーに手をかける。

「あのっ、侑生君っ!」

「ん?」

止めたって無駄だぞ?
俺はもう、起動されちゃったんだからな。

玄関でワンピ花野を見てすぐに。

「カーテン閉めて?」

…ああ、それなら。

「わかった」

明かりを消しても、真っ昼間の太陽光がレースのカーテンから注ぐ室内。
あの音楽室倉庫より明るくて、俺はこのままじっくり見たかったけど、今日は仕方ねぇよな。

「まだ明るい…」

淡色カーテンのかかった俺の部屋は、細かい活字が読みにくい程度の明るさで、花野はキョロキョロした後、俺のベッドにあったタオルケットをかぶる。

「遮光じゃねぇからな。けど、これ以上暗くなったら俺、見えねぇだろ?」

てるてる坊主のような花野の背中に手を回して、ファスナーを下ろしていく。

「見えてるよ。侑生君、目を閉じて」

「あり得ねっ。俺、花野ちゃんの全身見たいんだぞ?」

脱がしたら、この邪魔なタオルケット一気に剥ぎ取ってやりたい。

「やだっ。私、見られたくないっ!んっっ」

キスして口をふさぎながらワンピとキャミを肩から外し、その下、ブラのホックを外す。

「ダメ、見ちゃう。見ずにいられない」

ブラを落とし、隠そうとする花野の両手をつかんだ。

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