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僕ら× 1st.

第29章 侑生BD --Hzm,Ar

かかったタオルケットをめくり投げ、現れた身体に息を飲む。

「めっちゃ可愛い」

大きな窓を覆うカーテンを、シャッと開け放ちたい。
クリアな視界に、彼女をさらしたい。

フォトショ(画像編集ソフト)でいうと、"散布"や"滑らかさ"項目にチェックを入れた上に、セピアな透明ベールがかかった今の彼女。

それでもわかる。
白い肌の頂に、突起物。
ボルドーベージュのようなグラデーションのかかった。

それは、ツンと勃って俺を誘う。
吸いつかずにはいられない。

花野の手を取ったまま、胸に口づけていく。

丸っぽくて中心が僅かにくぼんだ可愛い乳首っ。
俺のすぐ前に、花野ちゃんの!

はからずも勝手に口が開く。
この舌触り、とんでもなく美味い!
この粒っとした、口に小さくおさまる感じ。

すっげ、いい!
めちゃめちゃ、いい!

タバコを咥える感覚は乳首を吸うのと類似するとは、よく言うけれど。
あんな乾いた物体とは訳が違う。

ふと花野を見上げると、ギュッと目をつぶっていた。
唇にキスすると、伏し目がちに目を開ける。

「恥ずかしいの?」

「うん…もうドキドキグルグルなの」

「俺も。…けど、もっと恥ずかしいこと、これからするんだよ?」

と彼女の瞳を覗く。
彼女は俺の左右の瞳を交互に見る。

「いいね?」

コクッと小さく頷く彼女にキスをする。

俺の手は白い太ももを撫でだす。
何これ、すべすべ……。

彼女を抱きかかえてベッドに身を移す。
途中、ワンピがファサッっと床に落ちて。

白い下着だけの彼女。
細かいギャザーのよった薄い布。

「もう少し、脚ひらいて」

彼女の耳元に舌を這わせながら囁いたけど。

「やだぁ。限界」

「俺も限界」

肌で触れあいたくて、俺は自分のシャツをばっと脱いだ。
ギンギンで窮屈なデニムも。

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