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僕ら× 1st.

第29章 侑生BD --Hzm,Ar

***

「ねぇ、侑生君」

明かりを消した浴室、湯船の中で彼女が話しだす。

「ん?」

「ちゃんとお誕生日になった?」

ついさっき一線を越えたというのに、彼女は三角座りで胸を隠す。

「これ以上ねぇ誕生日だよ。花野、おいで」

浮力で軽くなった彼女をぐいと引くと、ふわっと俺の膝の上に乗せる。

そのまま見つめあってキスを始める。

本当に今日は最高の誕生日。

舌を絡めて胸を揉みしだく。

処女なくしたとこで、2度目はキツイかな?
一緒に気持ちよくなりたいけど、まだ……。

「花野。あの、今もジンジンしてる?」

尋ねると、恥ずかしそうに小首を傾げて「ん」と言った。

だよな。
血が出るほどなんだし。

「そろそろ出るか」

花野から手を離して一緒に立ち上がる。

と、花野が気づく……俺の元気君に。

「ふふ。俺のムスコ、まだ興奮してる」

すると、彼女は俺を見上げて言うの。

「…お誕生日、少なかった?普通はあと何回?」

何?その聞き方…。
いつか、限界にチャレンジさせてくれるの?

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