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ぱられるわーるど 〜fromはっぴぃえんど⁈〜

第6章 きせき〜軌跡❹〜

*Mside*

身体はいつだって翔を求めてるから、すぐに反応してしまうけど、翔の身体を無理矢理…なんて思っていない。
それに、せっかく勉強をしたんだから、本来の予習の成果、少しは発揮しないとね。

「さあ、仕事に行く準備しようか」

翔「えっ…大丈夫なの。それ…」

翔が、俺の下半身にそっと目配せをする。

「大丈夫じゃないけど、大丈夫!雑誌にも不安かある時は、無理しないって書いてあったしね」

翔「…我慢させてごめんね…」

「何、謝ってんだよ。翔の、身体を一番に考えなきゃいけないのは当たり前だろ」

翔「…うん、ありがと」

翔が俺の胸にコテンと額をつけた。
俺は、翔を優しく抱きしめる。

抱きしめると、翔のいい香りがやっぱり俺を刺激して…。心の中の悪魔と天使が闘いをはじめる。

(天使:勉強した成果を発揮するんでしょ!我慢よ!我慢!)

(悪魔:昨夜もしたんだし、1回も2回もたいした変わらないよ)



葛藤の末、出した答えは…

「翔…、今は我慢するから、今晩いい?」


そして、その夜、勉強したかいもなく翔と愛し合い、俺の夢に姫が出てきて、説教をされることとなる。


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