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＊S side＊

潤「着いたよ。いこう」

着いたところは、海。
まだ、海開きをしていないので、人はほとんどいない。

潤「ここ、穴場なんだって教えてもらって、一度も来た事なかったけど、水は綺麗だし、ほら、富士山と江ノ島が見える！」

「綺麗…穏やかな海だね…」

潤「そこに座ろうか」

二人で砂浜に座り、無言で海を眺める。

海を眺めていると、心が落ち着き、パワーをもらえるような気がする。
落ち込んでいた気持ちが軽くなった気がした。

「ねえ、潤…連れて来てくれてありがとう」

潤「復活した？」

「100%じゃないけどね。心が癒された。大きくて広い海を見てると、ウジウジしててもしょうがないって思えてきた」

潤「それは、良かった」

安心したような潤の笑顔。心配かけてごめんね。
俺も、笑顔を潤に返した。