ぱられるわーるど 〜fromはっぴぃえんど⁈〜
第2章 きせき〜奇跡〜
*Sside*
体調不良の原因がまさかの妊娠なんて…。
思いもよらない事で、若干パニックだ。
医師「人間はまだ進化の途中にいます。櫻井さんは、突然変異といいますか、特異体質といいますか、原因はわかりませんが男性でも妊娠できる体を持っているのだと思います」
潤「これまでに、男性の妊娠なんてあるんですか?」
医師「公になっていないだけで、世界で数例あるんですが…。無事出産にいたった方は、まだいません」
潤「……ということは…」
医師「流産のリスクも女性より高いし、出産に耐えられる体ではないということなのでしょう。命を落とした方もいます…」
潤「………」
医師「先ずは、これからのことを二人で考える時間が必要かと思います。仕事の事もあると思いますので」
前例がないという不安が俺を包み込む。それに気づいたのか、潤がぎゅっと手を握りしめてくれた。
「あの…先生……」
医師「はい。何でしょうか?」
「もし、産むとしたら…、無事に出産できる確率はどのくらいなんでしょうか?」
体調不良の原因がまさかの妊娠なんて…。
思いもよらない事で、若干パニックだ。
医師「人間はまだ進化の途中にいます。櫻井さんは、突然変異といいますか、特異体質といいますか、原因はわかりませんが男性でも妊娠できる体を持っているのだと思います」
潤「これまでに、男性の妊娠なんてあるんですか?」
医師「公になっていないだけで、世界で数例あるんですが…。無事出産にいたった方は、まだいません」
潤「……ということは…」
医師「流産のリスクも女性より高いし、出産に耐えられる体ではないということなのでしょう。命を落とした方もいます…」
潤「………」
医師「先ずは、これからのことを二人で考える時間が必要かと思います。仕事の事もあると思いますので」
前例がないという不安が俺を包み込む。それに気づいたのか、潤がぎゅっと手を握りしめてくれた。
「あの…先生……」
医師「はい。何でしょうか?」
「もし、産むとしたら…、無事に出産できる確率はどのくらいなんでしょうか?」