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ぱられるわーるど 〜fromはっぴぃえんど⁈〜

第2章 きせき〜奇跡〜

*Mside*

無事に出産できる確率…。
つまり、翔も子どもも生きている確率…。

医師「……10%未満だと思います…が、何とも言えないのが現状です。人間は進化のしているのですから…」

翔「…ありがとうございます。分かりました。また後日伺います」

お礼を言って診察室を後にする。

10%…。

翔は、どう感じたんだろう。
翔の顔を覗き見ると、さっきまでの不安そうな表情ではなかった。
腹をくくったというか、迷いのない表情に、翔の考えていることが何となく分かった。

「翔?」

翔「潤…、俺産みたい。妊娠できたなんて奇跡に近いし、それに潤の子どもが産めるなんて…。潤の誕生日に、分かったのも絶対意味があると思うんだ」

やっぱり、そう言うと思った…。

「俺は、子どもがいなくても、翔さえいればいいって言うのが本心。無事に出産できる確率が10%しかないし…」

翔「反対って事?」

眉が下がり、泣きそうになった翔の顔を両手で包み込み、俺の方を向けた。




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