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＊S side＊

良い事がある暗示なのは嬉しいけど、現実を考えるとそうもいかない事は百も承知。

潤「難しい顔してるけど、また深く考えてる？」

「……」

潤「いい夢じゃん。幸せな結婚が待ってて、何かいい事があるんだよ？」

「そうなんだけど…」

潤との未来が見えているようで、見えないのが不安なんだ。
ここで、ポジティブに考えられないのがダメなんだよね。
分かってるんだけど…。

潤「翔…、俺たちは何も悪い事はして無いよ。幸せになる権利は、みんな平等にあるはずだから。幸せの基準は、人それぞれだしね、と俺は思うけど」

「……うん」

メンバーに、両親、そして親友たちも俺たちのことは理解してくれているし、見守ってくれている。

何より、潤が常に愛を伝えてくれてるし。

そう思えば、俺ってすごく幸せだよね。

でも、ネガティブな考えが次々に出てきてしまう。